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太上天皇 だじょうてんのう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

太上天皇
だじょうてんのう

「だいじょうてんのう」と読む場合もあり,略して太上皇上皇ともいう。譲位した天皇の称号。さらに出家入道すると太上法皇,略して法皇といった。仙洞 (せんとう) ,仙院姑射山 (こやさん) ,藐姑射山 (はこやさん) などは唐名で,神仙の住むところの意から用いたもので,仙洞御所は現在京都御所の中に残っている。太上天皇の語の歴史上の初見は,『続日本紀』大宝1 (701) 年6月の条にあり,持統天皇のことである。平安時代には譲位がしばしば行われたため,一時に上皇が何人も生じる場合があり,このときには一,二院,または本院,中院,新院などと呼んだ。上皇が歴史上最も活躍したのは院政の場合で,白河上皇 (のち,法皇として院政を行う) が応徳3 (1086) 年に院庁で国政を行なったのに始る。その後,鳥羽上皇,後白河上 (法) 皇らが院政を行い,藤原氏の摂関政治は衰微するにいたった。上皇の権威は後鳥羽上皇に受継がれ,ついに承久の乱を引起すにいたったが,鎌倉幕府に敗れ,上皇による院政もその力を失った。

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大辞林 第三版の解説

おおきすめらみこと【太上天皇】

だいじょうてんのう【太上天皇】

譲位後の天皇の称号。697年持統天皇が譲位して称したのが最初。太上皇。上皇。おおきすめらみこと。だじょうてんのう。

だじょうてんのう【太上天皇】

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世界大百科事典内の太上天皇の言及

【上皇】より

…譲位した天皇の称。太上天皇の略。譲位は645年(大化1)皇極天皇が孝徳天皇に皇位を譲ったのに始まり,新帝は姉の皇極に皇祖母尊(すめみおやのみこと)の尊称をたてまつったが,大宝令において〈譲位の帝〉の尊称を太上天皇と定めた。…

※「太上天皇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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