20世紀日本人名事典 「永海佐一郎」の解説 永海 佐一郎ナガミ サイチロウ 大正・昭和期の化学者 東京工業大学名誉教授。 生年明治22(1889)年3月10日 没年昭和53(1978)年1月13日 出生地島根県隠岐 学歴〔年〕東北帝国大学〔大正6年〕卒 学位〔年〕理学博士〔大正15年〕 経歴中学2年で中退、上京して東京高等工業学校の見習職工となり、加藤与五郎教授の実験助手を勤め、苦学して中等教員検定化学科に合格、長岡市立商業学校教員となった。その後東北帝大に入学、大正6年同大学講師、のち助教授となり15年「無機化学の基礎」を刊行。同年理学博士の学位を得て東京高等工業(現・東工大)教授に転じ、24年定年退職。名誉教授となり隠岐島に帰郷、自宅で研究を続けた。著書に「化学の真髄と酸化及び還元反応」などがある。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「永海佐一郎」の解説 永海佐一郎 ながみ-さいちろう 1889-1978 大正-昭和時代の化学者。明治22年3月10日生まれ。苦学して中等教員検定試験に合格,教員ののち東北帝大を卒業。東京高工,後身の東京工業大の教授をつとめた。無機化学,分析化学の研究で知られる。昭和53年1月13日死去。88歳。島根県出身。著作に「化学の真髄と酸化及び還元反応」。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by