江ノ浦横穴群(読み)えのうらよこあなぐん

日本歴史地名大系 「江ノ浦横穴群」の解説

江ノ浦横穴群
えのうらよこあなぐん

[現在地名]沼津市江浦 大洞・東山

江浦えのうら集落北方、江ノ浦凝灰岩地帯に属する鷲頭わしず山の南麓にある密集型横穴群。海岸部から約二〇〇メートル離れた袋状の谷の標高四〇―五〇メートル地点を占め、谷の東部のA地区、中央部のB地区、西部のC地区、さらにA地区の下方、標高二〇メートル付近のD地区に区分される。A地区七四基、B地区二基、C地区一四基、D地区二基の総計九二基が確認され、A地区は県指定史跡。東方には多比たび横穴群、その東に伊豆長岡いずながおか北江間きたえま横穴群などがあり、北伊豆横穴群のなかで最も密集度の高い地域である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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