江原台遺跡(読み)えばらだいいせき

日本歴史地名大系 「江原台遺跡」の解説

江原台遺跡
えばらだいいせき

[現在地名]佐倉市臼井田

鹿島かしま川河口左岸の台地上に立地。標高約二五メートル、水田面との比高約一九メートル。縄文時代から平安時代に至る集落跡。昭和五〇年(一九七五)から同五二年にかけて発掘調査された。弥生時代では後期の住居跡六二軒が発掘された。臼井南式土器を伴う集落跡としては最大規模で、土製紡錘車・土玉・銅鏃などが出土。奈良・平安時代のおもな遺構竪穴住居跡約二〇〇軒・掘立柱建物跡七六棟・建物群の区画をした溝状遺構、特異な円形周溝遺構などで、建物群は九群に分れている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android