江戸堀(読み)えどぼり

改訂新版 世界大百科事典 「江戸堀」の意味・わかりやすい解説

江戸堀 (えどぼり)

大阪市西区にあった堀川。大坂冬・夏の陣後における都市改造事業のなかで新設された諸運河の一つで,中之島を流れる土佐堀川に並行してその南側に,西横堀川木津川を結んで1617年(元和3)開削された。両岸には諸藩蔵屋敷や諸国荷受問屋が集中し,遠国から諸商品が集まって〈水の都〉らしい活況をみせた。この堀川の西端,京町堀との間が雑喉場(ざこば)と呼ばれ,大坂三大市場の一つである魚市があり,瀬戸内海はもちろん遠く九州からも鮮魚が大量に入荷した。魚市場は1931年福島区の中央卸売市場へ引っ越し,また堀自体も第2次世界大戦後に埋め立てられたが,現在の江戸堀町は卸売業の卓越する問屋商店街としての性格を継承している。
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