日本歴史地名大系 「江留上村」の解説 江留上村えとみかみむら 福井県:坂井郡春江町江留上村[現在地名]春江町江留上(えどめかみ)北は江留下村、南は吉田郡定正(さだまさ)村(現福井市)。郷帳類には上村と記される。中世は榎富(えとみ)庄および春近(はるちか)庄の地。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図では「春近之郷」に含まれると思われるが、村名は正保郷帳にみえ、田方八三二石余・畠方六二石。正保二年(一六四五)福井藩領から松岡藩領となったが、享保六年(一七二一)以降再び福井藩領となった。安永二年(一七七三)の福井藩金津領村鏡(高橋家文書)によると、田方八七一・二〇七石で四五町一反余、畑方二三・二五石で一反余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by