江草四郎(読み)エグサ シロウ

20世紀日本人名事典 「江草四郎」の解説

江草 四郎
エグサ シロウ

昭和期の出版人 有斐閣社主



生年
明治33(1900)年12月19日

没年
平成4(1992)年8月14日

出身地
兵庫県神戸市

学歴〔年〕
東京帝大法学部英法科〔大正13年〕卒

主な受賞名〔年〕
勲三等瑞宝章〔昭和48年〕,著作権功労賞(第6回)〔昭和60年〕

経歴
台湾総督府内務省勤務を経て、昭和4年家業の有斐閣に入り、8年店主、25年社長に就任。のち会長、社主。この間、法律専門書から社会科学全般に出版領域を広げ、「六法全書」の復刊、「ジュリスト」の創刊、「法律学全集」などを刊行した。日本出版協会副会長、日本出版クラブ副会長などを歴任。62年自らの土地を処分して、(財)社会科学国際交流江草基金を設立した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「江草四郎」の解説

江草四郎 えぐさ-しろう

1900-1992 昭和時代の出版経営者。
明治33年12月9日生まれ。東京帝大卒業後,台湾総督府,内務省に勤務。江草重忠養子となり,昭和4年法律書出版の有斐閣にはいる。22年「六法全書」を復刊。25年社長。戦後は社会科学書全般に社業を拡張した。平成4年8月14日死去。91歳。兵庫県出身。旧姓竹中

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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