江魚(読み)こうぎょ

精選版 日本国語大辞典 「江魚」の意味・読み・例文・類語

こう‐ぎょカウ‥【江魚】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 大きな川にすむ魚。かわざかな。
    1. [初出の実例]「請問土民営底事、生涯産業釣江魚」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)七・摂州兎原旅宿即事〈釈蓮禅〉)
    2. 「江魚(コウギョ)腹中にほうむられん」(出典:浄瑠璃・雪女五枚羽子板(1708)厄払ひ)
    3. [その他の文献]〔史記‐屈原伝〕
  3. 入江にすむ魚。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「江魚」の読み・字形・画数・意味

【江魚】こう(かう)ぎよ

河の魚。〔楚辞漁父(むし)ろ湘に赴いて江魚の腹中にらるるも 安(いづく)んぞ能くの白きを以て世俗塵埃(かうむ)らんや

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