日本歴史地名大系 「池亭跡」の解説 池亭跡ちていあと 京都市:下京区尚徳学区上柳町池亭跡平安時代の儒者・文人として著名な慶滋保胤の邸宅。その位置は「拾芥抄」に「六条ノ坊門南、町尻東隅」とあり、この地は現上柳(かみやなぎ)町全域と蛭子(えびす)町の一部にあたる。保胤は陰陽家賀茂忠行の第二子で、文章博士菅原文時の門に入り、源順とも親交があった。近江掾を経て従五位下大内記となったが、寛和二年(九八六)出家して寂心と称し、比叡山横川(よかわ)に入山、長徳三年(九九七)東山如意輪寺で没。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by