出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…大台ヶ原山は年間降水量が4700mmをこえる日本屈指の多雨地帯である。熊野川電源開発計画により,1962年に坂本ダム,64年には池原ダムが完成し,東ノ川,白川の両集落約200戸が水没,その6割が村外に移住した。同時に国道169号線(東熊野街道)の整備が進み,66年に新伯母峰トンネルが開通,吉野,橿原(かしはら)方面へ通じるようになった。…
…瀞峡は北山峡ともいわれるが,狭義の北山峡は北山村付近の小松峡,七色峡などのある奥瀞のみをさす。上流が日本一の多雨地であるため有力な電源地域で,池原ダム(堤高111m)は北山川本流に支流の東ノ川が合流する曲流部に1966年完成したアーチ式ダムである。さらに下流の七色ダムの水は夜間の余剰電力を利用して池原ダムに揚水もされる。…
※「池原ダム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」