池月沼
いけづきぬま
[現在地名]岩出山町池月 上宮
上宮村の西端、名生定村(現鳴子町)境の江合川左岸にかつてあったとされる沼。小黒ヶ崎山(二四四・六メートル)の山下にあたり小黒ヶ崎沼とも称された。「上宮村安永風土記」では旧跡としてあげられ、中山越出羽道から二町南の川前にあって長さ二〇間、横三間半とみえるが「但只今ハ埋リ居リ形斗リ相残リ申候」とあり、当時すでに沼はなかった。江合川の蛇行移行により形成された三日月湖であったと伝える。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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