沈寿官(読み)ちん じゅかん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「沈寿官」の解説

沈寿官(14代) ちん-じゅかん

1926- 昭和後期-平成時代の陶芸家。
大正15年12月3日生まれ。昭和39年薩摩焼(さつまやき)宗家14代をつぐ。陶芸を通じて日韓文化交流につとめ,平成元年韓国名誉総領事。10年薩摩焼四百年祭がひらかれた東市来町美山(もと苗代川)の自宅に小渕恵三・金鍾泌(キム-ジヨンピル)日韓両首相の訪問をうける。同年祖先の地韓国の全羅北道南原を訪問した。14代の半生をえがいた司馬遼太郎「故郷忘じがたく候」がある。鹿児島県出身。早大卒。本名は大迫恵吉。

沈寿官(12代) ちん-じゅかん

1835-1906 幕末-明治時代の陶工
天保(てんぽう)6年10月20日生まれ。慶長の役の際,朝鮮よりつれてこられた陶工の子孫。安政4年薩摩(さつま)苗代川(なえしろがわ)の鹿児島藩窯磁器方主取となる。明治6年ウィーン万国博覧会に錦手(にしきで)大花瓶を出品。西南戦争後,玉光山製陶所を設立し,苗代川薩摩焼の復興につくした。明治39年7月9日死去。72歳。号は玉光山。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「沈寿官」の解説

沈 寿官(14代目) (ちん じゅかん)

生年月日:1926年12月3日
昭和時代;平成時代の陶芸家

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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