沙鶏(読み)さけい

精選版 日本国語大辞典 「沙鶏」の意味・読み・例文・類語

さ‐けい【沙鶏】

  1. 〘 名詞 〙
  2. サケイ科の鳥の総称ハトぐらいの大きさで、羽色は砂色で保護色。頭は小さくくちばしも短く、翼は細長い。あしは短く、趾(ゆび)は前三本が基部で癒着し、表面に羽毛密布する。形はハトとキジに似ているが、分類学的に見ると、ハトとシギの中間に位する。ヨーロッパ東部からアジア、アフリカの砂漠地帯に一六種すむ。
  3. サケイ科の鳥。全長約三八センチメートルでハトくらいの大きさ。翼の先と尾が細くとがる。全体に淡い黄褐色で背に黒斑が並ぶ。腹部幅広の黒帯があり、下腹部は白い。シベリア南部から中国北部に生息し、日本には迷鳥としてまれに渡来する。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「沙鶏」の読み・字形・画数・意味

【沙鶏】さけい

鳥の名、さけい。

字通「沙」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「沙鶏」の解説

沙鶏 (サケイ)

学名Syrrhaptes paradoxus
動物。サケイ科の鳥

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android