沢ノ堂村
さわのどうむら
[現在地名]足助町沢ノ堂
巴川左岸の籠林村と十明山北麓に位置する四ッ松村の間の急斜面にあり、西部を巴川左岸に注ぐ野林川が北流する。東は川端村・戸中村、南は四ッ松村、西は小田村・大野村、北は籠林村に接する。縄文時代(時期不詳)の宝録沢遺跡が山麓の急傾斜地にある。
寛永一二年(一六三五)当時、成瀬伊豆守領分。天和元年(一六八一)足助村に陣屋を置く旗本本多忠周の知行地となり、本多家の知行が幕末まで続く。寛永六年の三州賀茂郡沢堂村検地帳(沢ノ堂区有)によると、村高一〇一石余、名請人三四人。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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