沢千鳥模様(読み)さわちどりもよう

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

沢千鳥模様
さわちどりもよう

アシやカキツバタ、オモダカなどの茂る沢に、千鳥が飛び交うさまを表した大和絵(やまとえ)風な模様。藤原時代に流行した。この模様は日本人の目でとらえた最初の風景模様の一つとして重要な意義をもつ。高野山(和歌山県)の金剛峯寺(こんごうぶじ)の沢千鳥螺鈿蒔絵小唐櫃(らでんまきえこからびつ)(国宝)や、奈良の春日(かすが)大社の平胡(ひらやなぐい)(国宝)にこの模様がみられる。村元雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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