平胡簶(読み)ヒラヤナグイ

精選版 日本国語大辞典 「平胡簶」の意味・読み・例文・類語

ひら‐やなぐい‥やなぐひ【平胡簶】

  1. 〘 名詞 〙 胡簶の一種。裾開きの背板に細長い方立(ほうだて)を取りつけた平たい形からいう。矢並を美しく扇形に盛るために仕立てた儀仗で、武官が帯びるもの。木製漆塗りを原則とし、塗りは位官職掌によって相違する。矢は高倉流で一五筋、山科流で二一筋としている。
    1. 平胡簶〈年中行事絵巻〉
      平胡簶〈年中行事絵巻〉
    2. [初出の実例]「行幸 〈略〉着青摺平胡籙供奉」(出典:西宮記(969頃)一一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む