沢村 訥子(7代目)(読み)サワムラ トッシ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「沢村 訥子(7代目)」の解説

沢村 訥子(7代目)
サワムラ トッシ


職業
歌舞伎俳優

本名
伊藤 千之助

別名
初名=市川 千之助,前名=中村 千之助

屋号
紀伊国屋

生年月日
万延1年 4月20日

出生地
尾張国名古屋出来町(愛知県 名古屋市)

経歴
京都大徳寺の小僧を経て、明治7年美濃大垣の子供芝居で市川千之助の名で初舞台。のち中村に改姓。上京後、15年4代目助高屋高助の養子となり、同年7代目訥子を襲名。その後、浅草を中心に活躍し、大正期には4代沢村源之助と人気を二分した。当たり役に「高田馬場」の安兵衛、「籠釣瓶」の次郎左衛門、「慶安太平記」の丸橋忠弥などがあり、とくにその豪快な大立回りで大衆的人気を博した。

没年月日
大正15年 3月26日 (1926年)

親族
息子=助高屋 小伝次(初代),女婿=沢村 訥子(8代目)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「沢村 訥子(7代目)」の解説

沢村 訥子(7代目)
サワムラ トッシ

明治・大正期の歌舞伎俳優



生年
万延1年4月20日(1860年)

没年
大正15(1926)年3月26日

出生地
尾張国名古屋出来町(愛知県名古屋市)

本名
伊藤 千之助

別名
初名=市川 千之助,前名=中村 千之助

屋号
紀伊国屋

経歴
京都大徳寺の小僧を経て、明治7年美濃大垣の子供芝居で市川千之助の名で初舞台。のち中村に改姓。上京後、15年4代目助高屋高助の養子となり、同年7代目訥子を襲名。その後、浅草を中心に活躍し、大正期には4代沢村源之助と人気を二分した。当たり役に「高田の馬場」の安兵衛、「籠釣瓶」の次郎左衛門、「慶安太平記」の丸橋忠弥などがあり、とくにその豪快な大立回りで大衆的人気を博した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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