日本歴史地名大系 「河内神社跡」の解説 河内神社跡こうちじんじやあと 和歌山県:東牟婁郡古座川町宇津木村河内神社跡[現在地名]古座川町宇津木古座川川中の河内島(清暑島)に鎮座していたが、大正四年(一九一五)古座の八幡神社(現和歌山県古座町の古座神社)に合祀された。島全体を神体とし、祭神は素戔嗚(すさのお)尊。「東牟婁郡誌」は豊国彦命とする。「続風土記」は「岸頭の巌高さ三十間、横山足五十間許を境内とす」と記し、文化一二年(一八一五)の書上(「古座史談」所載)によれば古座・古田(ふるた)(現古座町)、高川原(たかがわら)・宇津木(うつぎ)・月野瀬(つきのせ)(現古座川町)五ヵ村の氏神で、毎年六月初めの丑の日(現在は七月一四日・一五日)に祭礼が行われた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by