河南浦(読み)カナンフ

デジタル大辞泉 「河南浦」の意味・読み・例文・類語

かなんふ【河南浦】

雅楽舞曲唐楽黄鐘おうしき調新楽中曲。三人舞。尾張浜主作という。興福寺常楽会じょうらくえに舞われていたが廃絶、昭和後期に復興された。

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関連語 常楽会

精選版 日本国語大辞典 「河南浦」の意味・読み・例文・類語

かなんぷ【河南浦】

  1. 雅楽。唐楽(左方の楽)。黄鐘調(おうしきちょう)に属する。舞人三人。一人は鯉の形をした物を持って舞い、他の一人はそれを料理し、さらに他の一人がこれを食べて、その骨がのどにつかえて苦しむさまをする。仁明天皇大嘗会(だいじょうえ)に、尾張浜主が作ったという。

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