河合日辰(読み)カワイ ニッシン

20世紀日本人名事典 「河合日辰」の解説

河合 日辰
カワイ ニッシン

明治〜昭和期の僧侶 日蓮宗管長。



生年
安政2年4月14日(1855年)

没年
昭和18(1943)年6月18日

出生地
備後国深安郡広瀬村(広島県福山市)

本名
河合 謙四郎

経歴
仏への信心が篤く、明治2年に後月郡の円信寺に入り、勤行を重ねる。20歳で同郡の妙福寺住職となり、明治20年には鳥取の名刹芳心寺住職に転任した。のち日蓮宗大檀林の林長を経て31年に京都妙顕寺第54世貫主就任。以来、40余年に渡って寺を住持し、学識・人徳ともに備わった高僧として慕われた。大正8年には推されて日蓮宗管長の座に就き、大僧正となった。著書に「妙法蓮華経寿量品探霊記」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「河合日辰」の解説

河合日辰 かわい-にっしん

1855-1943 明治-昭和時代前期の僧。
安政2年4月14日生まれ。備中(びっちゅう)(岡山県)の妙福寺をへて,明治20年鳥取芳心寺住職。30年日蓮宗大檀林(現立正大)林長,翌年京都妙顕寺にはいり,貫主を40年余つとめた。大正8年日蓮宗管長。昭和18年6月18日死去。89歳。備後(びんご)(広島県)出身俗名は謙四郎。字(あざな)は啓勇。号は静照院。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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