20世紀日本人名事典 「河村熹太郎」の解説
河村 熹太郎
カワムラ キタロウ
大正・昭和期の陶芸家
- 生年
- 明治32(1899)年4月14日
- 没年
- 昭和41(1966)年1月18日
- 出生地
- 京都市
- 本名
- 河村 喜太郎
- 学歴〔年〕
- 京都市陶磁器試験場付属伝習所〔大正5年〕修了
- 主な受賞名〔年〕
- 文展特選〔昭和12年〕,中日文化賞〔昭和33年〕
- 経歴
- 大正8年楠部弥弌らと「赤土社」を創立、新しい陶芸の道を求めた。昭和2年帝展に新設の工芸部で入選、出品を続けた。6年兄蜻山の陶房から独立、五条坂に窯を築いた。10年高村豊周らの実在工芸美術会創立に参加、同人となった。12年文展特選、18年文展審査員、24年日展審査員。25年愛知県の猿投山のふもとに移窯し、33年中日文化賞を受賞した。36年さらに鎌倉の北大路魯山人の陶房跡に移り築窯した。著書に「やきものをつくる」がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報