油上村
ゆかみむら
[現在地名]松原市天美西一―五丁目・同七―八丁目・天美北七丁目・天美東八―九丁目・天美南五―六丁目
芝村と南東を接し、もとは西除川の左岸であったが、大和川の付替えで北方三〇〇メートルを大和川が西流するようになった。地形はおおむね平坦。丹北郡に属し、江戸時代初期には芝村とともに砂(沙)村といった(「城連寺村記録」長谷川家文書など)。永禄四年(一五六一)八月二六日に三好義賢(実休)が日根野孫七郎に与えた知行のなかに「丹北郡由上内半枡分」とみえる(「三好義賢書状」日根文書)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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