泉津村(読み)せんづむら

日本歴史地名大系 「泉津村」の解説

泉津村
せんづむら

[現在地名]大島町泉津

島の北東部に位置し、南は三原(みはら)山の裏(うら)砂漠と照葉樹林帯を隔てて波浮湊(はぶみなと)村、北東は岡田(おかだ)村で、東側は厳しい海岸になっている。寛延二年(一七四九)の大島差出帳(大島町蔵)では家数四二・人数九四。安永三年(一七七四)の伊豆国附島々様子大概書によると、戸口は三二軒・九九人。幕末期に当村の杣頭・名主を勤めた福本善四郎はのちに当村の主産業となった製炭業の導入に尽力した(大島町史)。集落南東方、大沢(おおさわ)にある波治加麻(はちかま)神社は「延喜式」神名帳にみえる伊豆国賀茂(かも)郡の「波治(ハチノ)命神社」に比定される。三原山への登山道沿いには樹齢八〇〇年以上といわれる大島のサクラ株があり、国の特別天然記念物に指定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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