法定平価(読み)ホウテイヘイカ

関連語 きん 名詞

百科事典マイペディア 「法定平価」の意味・わかりやすい解説

法定平価【ほうていへいか】

本位制度の下では,その本位貨幣に含まれる金属の量が法律で決められているが,その貨幣単位のなかに含まれる純分量の各国間の比率をいう。単に平価とも。金本位制の下では金平価である。また為替相場基準となるので為替平価ともいう。
→関連項目金現送点

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世界大百科事典(旧版)内の法定平価の言及

【金本位制度】より


[定義]
 一国の貨幣制度の基礎となる貨幣すなわち本位貨幣がの一定量と等価関係におかれている制度。この制度のもとでは,(1)一国の通貨一単位の価値は一定量の金によって示され,それを法定平価(金平価)と呼ぶ。最も古典的なのは,その国の基準となる通貨(本位通貨)が金貨の場合である。…

【国際通貨制度】より

…そこでは各国通貨の為替相場は,一定量の金またはそれと同等の価値をもつドルに対して固定されている。すなわちドルは金1オンス=35ドルの交換比率(法定平価)で金に結びつけられ,ドル以外の各国通貨は一定の交換比率(IMF平価)でドルに結びつけられている。加盟国は,このIMF平価の上下1%の範囲内に,自国通貨の対ドル為替相場を維持しなければならない。…

【平価】より

…中央銀行は,その国の通貨をいつでもその定められた比率での金との交換を保証した。この一定交換比率のことを法定平価mint par (mint par of exchange),または金平価gold parという。第2次大戦後のIMF体制のもとでは,この法定平価は1オンス=35ドルであった。…

※「法定平価」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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