為替平価(読み)カワセヘイカ(その他表記)exchange parity

翻訳|exchange parity

デジタル大辞泉 「為替平価」の意味・読み・例文・類語

かわせ‐へいか〔かはせ‐〕【為替平価】

平価

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「為替平価」の意味・読み・例文・類語

かわせ‐へいかかはせ‥【為替平価】

  1. 〘 名詞 〙 固定為替制度もと為替相場標準となる、各国の正常的または基準的な通貨の国際交換比率。普通、金または米ドルで表示されたIMF平価をさす。〔最新百科社会語辞典(1932)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「為替平価」の意味・わかりやすい解説

為替平価
かわせへいか
exchange parity

本来は2国間の通貨の交換比率のことであるが、第二次世界大戦後の国際通貨基金IMF)制度のもとでは、IMF平価をさす場合が多い。すなわち、IMF加盟国は自国通貨の価値を金または金1オンス=35ドルの米ドルで表示した平価を設定し、為替相場をこの平価の上下各1%以内に維持することを義務づけられていた。円の平価は当初1ドル=360円であったが、1971年(昭和46)末に308円へ切り上げられた。その後、変動為替相場制へ移行してから、この概念は使用されなくなった。

[土屋六郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「為替平価」の意味・わかりやすい解説

為替平価【かわせへいか】

金本位制度下における外国為替取引の基準となる為替相場であり,一般に法定平価の形をとる。第2次大戦後は,特にIMF平価基準為替相場)をさすことが多かったが1978年廃止された。主要通貨変動相場制に移行している現在,概念上のものとなっている。
→関連項目平価平価切下げ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

改訂新版 世界大百科事典 「為替平価」の意味・わかりやすい解説

為替平価 (かわせへいか)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「為替平価」の意味・わかりやすい解説

為替平価
かわせへいか

平価」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の為替平価の言及

【平価】より

…一般に,公式に決められた通貨と金,通貨と通貨の間の交換比率を平価とよぶ。戦後IMF体制のもとでは,各国通貨は一定比率でドルと交換されるように決められていたが,この公式に決められたドルとの交換比率は為替平価またはIMF平価とよばれた。固定相場制のもとにおける各国通貨の固定為替レートがこの為替平価である。…

※「為替平価」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android