日本歴史地名大系 「法連寺村」の解説 法連寺村ほうれんじむら 山形県:飽海郡八幡町法連寺村[現在地名]八幡町法連寺門野町(かどのまち)村の西にあり、北は荒瀬(あらせ)川を境に小泉(こいずみ)村。市条(いちじよう)八幡神社門前から西方に市条村・門野町村と村続きの街村を形成している。地内に平安時代から室町時代にかけての集落跡茅針谷地(ちばりやち)遺跡がある。堂(どう)の前(まえ)遺跡は、平安時代初期の国府に比定される酒田市の城輪柵(きのわのさく)遺跡と同時期の国分寺に比定されている。一五世紀初期の末代の日記(市条八幡神社文書)に「四月のはなつミ、とのうちとの(戸内殿)ゝまつり、七日のかひほかい、八日ハいちにちニのミほふたひ、たハ八百かり、あふてんのくろ(畦)ならひニあり」とあり、祭田の「あふてん」(油田)は地内に地名として残る。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by