法量(読み)ホウリョウ

デジタル大辞泉 「法量」の意味・読み・例文・類語

ほう‐りょう〔ホフリヤウ〕【法量】

仏像の大きさ。立高・座高髪際から測り、丈六・半丈六・等身などとよぶ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「法量」の意味・読み・例文・類語

ほう‐りょう【法量】

〘名〙
[一] (ホフリャウ) 仏語
① 仏像の丈量。立高と坐高とがあり、髪際から測るのを慣習とし、その高さによって丈六・半丈六・等身などの称がある。〔運歩色葉(1548)〕
真理による思量。法によって思いはかること。
正法眼蔵(1231‐53)坐禅箴「兀兀地は仏量にあらず、法量にあらず」
[二] (ハフリャウ) 道理分別。打消の語を伴って、もってのほかであること、また、程度のはなはだしいことをいう。
大乗院寺社雑事記‐文明一二年(1480)九月二六日「何も五个年三个年流質物共取返之云々、無法量者也云々」

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