波に千鳥(読み)なみにちどり

日本大百科全書(ニッポニカ) 「波に千鳥」の意味・わかりやすい解説

波に千鳥
なみにちどり

波間に飛び交う千鳥模様海辺景観に欠かすことのできない模様である。奈良時代から今日に至るまで、幅広い分野で使用されてきたはやり廃りのない模様の一つであるが、ことに海賦(かいふ)・蓬莱(ほうらい)などの吉祥(きちじょう)模様や、淡路島(あわじしま)・塩山(しほのやま)といった名所模様、あるいはそれらが古歌と結び付いて表された歌絵などで愛用された。

村元雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む