波瀬城跡(読み)はぜじようあと

日本歴史地名大系 「波瀬城跡」の解説

波瀬城跡
はぜじようあと

[現在地名]一志町波瀬 井の口

井の口いのくちの背後、権現ごんげん山山頂(一六〇メートル)にある。尾根上は東西方向に三〇アール削平され、南は八〇メートルの断崖で北は緩やかな傾斜地。西端は土塁と深い堀切で切断され、その東に主郭と考えられる台地が二つ並ぶ。南の頂上にはもと熊野権現の祠があり、城郭や堀切が残っている。その東側に平地があり、空堀・土塁などで防御施設を設けている。


波瀬城跡
はぜじようあと

[現在地名]飯高町波瀬 城山

南に櫛田くしだ川を見下ろす丘陵頂部にある。同丘陵には地蔵寺と波瀬神社がある。城跡は地蔵寺の東側にあり、一八×一三メートルの台状地と幅七メートル、深さ二メートルの堀切があり、西側は八メートル四方の台状地となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android