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泰山刻石 たいざんこくせきTai-shan-ke-shi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

泰山刻石
たいざんこくせき
Tai-shan-ke-shi

中国,秦の始皇帝が現在の山東省中部を巡遊したときにタイ (泰) 山に立てた記念碑 (前 219頃) 。現在泰安市の岱廟にある。その書は李斯 (りし) の筆と伝えられ,秦篆小篆と呼ばれる。宋代に断片が発見され,もと 222字が存在したが,現在は 10字ほどを残すのみとなった。変化に乏しいが,篆書の洗練された美しさがある。北宋時代の 165字の拓本 (道博物館) が残っている。

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世界大百科事典 第2版の解説

たいざんこくせき【泰山刻石 Tài shān kè shí】

中国,秦の始皇帝が天下統一後3年目の即位28年(前219)に泰山に立てた刻石。泰山の山頂で天を祭る封禅(ほうぜん)の儀式を挙行した際に立てたところから,〈封泰山碑〉ともいう。秦の徳をたたえた頌辞を篆書(てんしよ)で刻したもので,丞相李斯(りし)の書と伝えられ,小篆の典型とされる。《史記》秦始皇本紀にのせる全文は,4字36句の計144字からなり,3句ごとに押韻する。のち2世皇帝の時代に,碑の側面に追刻がなされた。

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