洗い晒し(読み)アライザラシ

デジタル大辞泉 「洗い晒し」の意味・読み・例文・類語

あらい‐ざらし〔あらひ‐〕【洗い×晒し】

何度も洗ったため、衣類などの染色が薄れて、白っぽくなること。また、その衣類。「洗い晒しのジーパン」
[類語]退色褪せる色褪せる褪める色落ち

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精選版 日本国語大辞典 「洗い晒し」の意味・読み・例文・類語

あらい‐ざらしあらひ‥【洗晒】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「あらいさらし」とも )
  2. 衣服などの、幾度も洗って、色がすっかりさめていること。また、そのような衣服。
    1. [初出の実例]「无文(むもん)の袴に紺の洗曝(あらひさらし)の襖(あを)に、欵冬(やまぶき)の衣の袪と吉く被曝(さらされ)たるを着て」(出典:今昔物語集(1120頃か)二三)
    2. 「洗ひ晒しの不断着を縫ふ」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一一)
  3. 妊産婦が死んだ時、赤い布を、川岸に作った棚にかけて、家人通行人に水をそそいでもらうこと。百日晒し。

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