洞房(読み)ドウボウ

精選版 日本国語大辞典 「洞房」の意味・読み・例文・類語

どう‐ぼう‥バウ【洞房】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 奥深い部屋。寝室。閨房。また、世俗を離れた部屋。寺院などの一室
    1. [初出の実例]「大師尋仙遊而占洞房、写仏智以利沙界」(出典:本朝文粋(1060頃)一一・紫藤花落鳥関関詩序〈源順〉)
    2. [その他の文献]〔宋玉‐招魂〕
  3. 特に、遊女のねや。女郎屋。妓楼
    1. [初出の実例]「其所聚居。在異国則曰女肆。曰洞房(トウボウ)。在我朝則曰傾城町」(出典:評判記・嶋原集(1655)序)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android