洞谷村(読み)ほらだにむら

日本歴史地名大系 「洞谷村」の解説

洞谷村
ほらだにむら

[現在地名]鳥取市洞谷

瀬田蔵せたぐら村の南西、洞谷川上流にある。鹿野しかの往来筋にあたり、村・瀬田蔵村を経て、高草・気多けた両郡の境洞谷峠を越え鹿野(現鹿野町)に至る。湯村から当村まで三〇町は緩やかな坂道であるが、気多郡側は急な坂道が九町続いた。瀬田蔵村との間に一ッ橋ひとつばし、南に小河内(洞谷河内)という支村がある(因幡志)。拝領高一五九石余。寛保二年(一七四二)の高草郡村々下札帳写(賀露神社文書)によれば生高一八二石余、本免四ツ一分、山札銀一〇匁五分・藪運上銀七〇匁三分を課されていた。文政一二年(一八二九)の高草郡中構下札目録帳(奥田家文書)によれば朱高一七四石余・生高一八九石余、物成七〇石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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