洞院満季(読み)とういん みつすえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「洞院満季」の解説

洞院満季 とういん-みつすえ

1390-? 室町時代公卿(くぎょう)。
明徳元=元中7年生まれ。父洞院実信の死で祖父公定(きんさだ)の養子となる。応永16年従三位となり,権(ごんの)大納言をへて31年内大臣,翌年従一位。永享3年後小松上皇の出家により剃髪(ていはつ)した。応永33年(1426)「本朝皇胤紹運録(こういんじょううんろく)」を編修。法名は聖覚,浄導。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の洞院満季の言及

【本朝皇胤紹運録】より

…書名は中国の《歴代帝王紹運図》にならったもので,たんに《皇胤紹運録》《紹運録》《紹運図》などともいい,別に〈本朝帝皇系譜〉の称もある。内大臣洞院満季が後小松天皇の命を受けて,当時流布していた多くの皇室系図を照合勘案し,新たに天神七代,地神五代を加えて,1426年(応永33)に編纂した。歴代天皇とその皇子女の血統を細かく表記し,天皇には代数と生母および誕生,立太子,即位,譲位,崩御などの年月日や諱(いみな),陵墓名などを,皇子女には生母や極官,極位,薨年などを注記し,皇室系図として最も権威あるものとされている。…

※「洞院満季」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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