室町前期の歌人。初名雅清。法名祐雅(ゆうが)。正二位権中納言。雅縁(まさより)の子。和歌と蹴鞠(けまり)を師範とする堂上家(とうしょうけ)の人として育ち、将軍足利義教(あしかがよしのり)に信任された。1432年(永享4)義教の供をして駿河(するが)に下り、紀行文『富士紀行』を草した。翌1433年、義教の推挙によって後花園(ごはなぞの)天皇から勅撰(ちょくせん)集の撰者を命ぜられ、1439年『新続(しんしょく)古今和歌集』を完成した。1441年(嘉吉1)義教の横死に殉じて出家したが、子の雅親(まさちか)を擁護して歌壇で活躍した。百首歌や家集『雅世卿(きょう)集』がある。穏健平明な歌風である。
[井上宗雄]
難波潟(なにはがた)しほやくけぶり立ちそひて霞(かすみ)もなびく浦風ぞ吹く
『和歌史研究会編『私家集大成 中世Ⅲ』(1974・明治書院)』
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…なお江戸時代の家禄は928石である。飛鳥井雅世【米田 雄介】。…
※「飛鳥井雅世」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新