20世紀日本人名事典 「津久井龍雄」の解説
津久井 龍雄
ツクイ タツオ
大正・昭和期の国家主義者,政治評論家
- 生年
- 明治34(1901)年2月4日
- 没年
- 平成1(1989)年9月9日
- 出生地
- 栃木県大田原市
- 学歴〔年〕
- 早稲田大学英文科〔大正2年〕中退
- 経歴
- 早大中退後、国家社会主義を唱えた高畠素之に入門。大正15年赤尾敏らと建国会を創立、昭和5年には天野辰夫らと愛国勤労党、児玉誉士夫らと急進愛国党を組織。6年全日本愛国者共同闘争協議会を結成、8年赤松克磨らと国民協会を設立、出版部長を務める。12年から「やまと新聞」等に執筆。戦時中は政党を離れ、新聞・雑誌で活動。戦後、公職追放を経て、27年赤尾敏と東方会を組織した。著書に「日本国家主義運動試論」「日本的社会主義の提唱」「右翼」「私の昭和史」「証言・昭和維新」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報