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津屋崎古墳群

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

津屋崎古墳群

玄界灘に面した南北8キロ、東西2キロの範囲に5~7世紀に築造された古墳群。前方後円墳、円墳、方墳の計60基があり、北部九州の代表的な首長墓群。海上交通を担い、国家祭祀の沖ノ島祭祀に関わりをもった胸形君一族の墳墓群とみられている。このうち宮地嶽古墳の横穴式石室から出土した馬具の金銅鞍金具や金銅壺鐙(つぼあぶみ)などは国宝に指定されている。

(2012-03-16 朝日新聞 朝刊 3社会)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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国指定史跡ガイドの解説

つやざきこふんぐん【津屋崎古墳群】


福岡県福津市津屋崎にある古墳群。福岡県北部、玄界灘に面した福津市北部に広がる丘陵上には、古墳群が南北7km、東西2kmの範囲に分布。これらは北から勝浦高原古墳群、勝浦古墳群、新原(しんばる)・奴山(ぬやま)古墳群、生家(ゆくえ)古墳群、大石岡ノ谷古墳群、須多田古墳群、宮司古墳群などからなり、津屋崎古墳群と総称される。古墳は前方後円墳16基、円墳43基、方墳1基の全体で60基が残存しており、この津屋崎古墳群は宗像(むなかた)地域における5世紀前半から7世紀前半にかけて連綿と築かれた首長墓群として位置づけられ、地理的な位置を考え合わせると、海上交通を担い、沖ノ島祭祀に関わりをもつ胸形君(むなかたのきみ)一族の墳墓群であるという可能性が高い。なかでも、全長23m以上の石室をもつ宮地嶽(みやじだけ)古墳からは金銅装頭椎大刀(かぶつちのたち)、金銅製鏡板、金銅製杏葉(ぎょうよう)、金銅製鞍金具、金銅製壺鐙、蓋付銅椀、銅盤、ガラス板、緑瑠璃(みどりるり)丸玉、ガラス丸玉などの遺物が発見されていることから、天武天皇妃尼子娘(あまこいらつめ)の父親である「胸形君徳善」を被葬者とする説が有力。これらの副葬品は通常の古墳では見られない豪華なものであり、大刀や馬具などは国宝に指定され、太宰府市九州国立博物館に展示。古墳群は2005年(平成17)に国の史跡に指定された。JR鹿児島本線福間駅から西鉄バス「岳宮前」下車、徒歩約5分。

出典|講談社
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