津幡村(読み)つばたむら

日本歴史地名大系 「津幡村」の解説

津幡村
つばたむら

[現在地名]津幡町津幡・緑が丘みどりがおか

河北潟の東方、津幡川右岸に位置。津幡宿四ヵ村の一。北陸街道能登街道の分岐点、越中口にあたり、西の清水しみず村に連続する。「源平盛衰記」巻二九(平家礪並志雄二手事)に「都合七万余騎ハ、加賀ト越中ノ境ナル倶梨伽羅山ヘソ向ヒケル、加賀国井家・津播多・荒井・閑野・竹橋・大庭・崎田・森本マテ連タリ」とあり、寿永二年(一一八三)五月の合戦において、木曾義仲追討の平家方の軍勢井家いのいえから森本もりもと(現金沢市)まで続いていたという。このうち津播多は当地のことと思われる。

寛永二〇年(一六四三)の宿並居屋敷高一二石・役家軒数四〇(「津幡四ヵ村諸事覚帳」河合文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む