津波と原発事故

共同通信ニュース用語解説 「津波と原発事故」の解説

津波と原発事故

東京電力福島第1原発事故の避難指示に伴い、半径20キロ内外の福島県南相馬市や浪江双葉大熊富岡楢葉の各町では、津波に巻き込まれた人の救助捜索や遺体収容が震災発生から約1カ月行われなかった。地元消防団員は「政府の避難指示が出た2011年3月11~12日の夜、うめき声や助けを求める声が暗闇からいくつも聞こえた」と証言。生存者が放置され亡くなった可能性があるが、詳しい実態は分かっていない。浪江町の遺族約370人は東電に精神的被害の賠償を求め、13年に裁判外紛争解決手続き(ADR)で和解した。

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