津田天満神社(読み)つだてんまんじんじや

日本歴史地名大系 「津田天満神社」の解説

津田天満神社
つだてんまんじんじや

[現在地名]姫路市飾磨区構

飾磨区構しかまくかまえの中央部北西端の平地に鎮座する。祭神は菅原道真。旧村社。綱敷つなじき天神ともいう。菅原道真が左遷されて大宰府に向かう途中、当地の入江である通称津田の細江ほそえに船を寄せて上陸、船のとも綱を巻いて敷物の代りにしたという伝承に基づいて、後世この地に創建された。社伝によれば、社地も広く社殿も壮麗だったが、天正八年(一五八〇)羽柴秀吉英賀あが城攻めの際、兵火にかかり焼かれたと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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