洪棄生(読み)こうきせい(英語表記)Hong Qi-sheng

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

洪棄生
こうきせい
Hong Qi-sheng

[生]同治6 (1867).11.11.
[没]1929.2.9.
台湾の詩人。台湾彰化県鹿港の人。本名,攀桂。学名一枝。字,月樵。台湾が日本の植民地となると,初め抗日戦に加わり,敗れてのちは鹿港に帰り,名を繻,字を棄生と改め,門を閉じて終生清朝遺民として過ごした。その詩は,台湾の故事や抗日戦の事跡,日本人の横暴などをうたい,そのため多くは生前には刊行できなかった。1917年刊の『寄鶴斎詩ばん』は比較的無難な詩を集めたものである。アヘンを扱った詩などに,ときにデカダンス風の傾向を示した。抗日戦の記録『瀛海偕亡記』などの著がある。全集『洪棄生先生遺書』(1970)。

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