日本歴史地名大系 「洪泉寺」の解説 洪泉寺こうせんじ 福井県:大野市鍬掛村洪泉寺[現在地名]大野市鍬掛犬(いぬ)山の南東麓、洞雲(とううん)寺の西にあり、かつてはその末寺であった。竜宝山と号し、曹洞宗。本尊は地蔵菩薩。元禄一四年(一七〇一)の洪泉寺由緒書(洞雲寺文書)に「開基旦那ハ洪泉寺殿前匠作明巌顕公大禅定門、位牌御座候、但年号俗名者知レ不申候」とみえ、「武衛系図」にある大野(おおの)領主の斯波修理大夫持種(越前国守護斯波義敏の父)の法号と一致するので、文明七年(一四七五)没後、持種の菩提を弔って開かれたことが確認される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by