改訂新版 世界大百科事典 「洲本平野」の意味・わかりやすい解説 洲本平野 (すもとへいや) 兵庫県淡路島の中央部にある平野。南の諭鶴羽(ゆづるは)山地と北の津名(つな)丘陵にはさまれ,かつて海が入りこんでいた断層低地が,大阪湾に注ぐ洲本川と播磨(はりま)灘に注ぐ三原川の運ぶ土砂によって形成された。三原川のつくる平野を特に三原平野とも呼ぶ。古くから淡路の中心として栄え,淡路の国府も平野の中央部に置かれた。酪農と露地野菜を中心に多毛作高度集約農業が営まれ,また平野の中心集落の洲本,三原へは本州と四国を結ぶ国道28号線も通じている。執筆者:小森 星児 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by