活性剤(読み)カッセイザイ

デジタル大辞泉 「活性剤」の意味・読み・例文・類語

かっせい‐ざい〔クワツセイ‐〕【活性剤】

触媒酵素燐光体りんこうたいなどに添加して、その機能活性化させる物質活性化剤。賦活剤。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「活性剤」の意味・読み・例文・類語

かっせい‐ざいクヮッセイ‥【活性剤】

  1. 〘 名詞 〙 触媒、酵素などに加えて物質の表面界面を活性化し、溶解吸着などの機能を活発にさせる物質。表面活性剤浮遊選鉱試薬の活剤、不活性酵素に加える賦活剤など。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「活性剤」の意味・わかりやすい解説

活性剤
かっせいざい
activator

(1) 界面活性剤ともいわれるもの。 (2) 浮遊選鉱における活剤といわれるもの。選鉱の際,鉱物の浮遊性を高めるため加えられる物質。 (3) いわゆる活性化剤のこと。固体触媒に少量加えて,触媒作用を増強させる物質で,助触媒または促進剤とも呼ばれるもの。あるいはケイ光体,リン光体に発光性をもたせるために加えられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

春闘

春の時期に労働組合が一斉に賃上げ、労働条件の改善に関する交渉を行なうこと。欧米では、産業別に強力な労働組合が存在し、それらが労働条件改善への闘争を繰り広げて成果を得てきた。だが、日本では企業ごとに労働...

春闘の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android