活活(読み)かつかつ

精選版 日本国語大辞典 「活活」の意味・読み・例文・類語

かつ‐かつクヮツクヮツ【活活】

  1. 〘 名詞 〙 呼吸が止まったりして仮死状態にある人に気合いをかけ、生き返らせること。活を入れること。または、その時の激しい気合いやまじないのことば。
    1. [初出の実例]「寸分(づだづだ)に是を切割て、銅(あかがね)の箕(み)の中へ投入たるを、牛頭馬頭の鬼共箕(み)を持て、活々(クヮツクヮツ)と唱へて是を簸(ひ)けるに、罪人忽に蘇て又もとの形になる」(出典太平記(14C後)二〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「活活」の読み・字形・画数・意味

【活活】かつかつ(くわつくわつ)

水のさかんに流れる音。南朝宋・謝霊運石門の最高頂に登る〕詩 活活として夕駛(は)せ (けうけう)として夜

字通「活」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android