活発発地(読み)カッパツハッチ

デジタル大辞泉 「活発発地」の意味・読み・例文・類語

かっぱつ‐はっち〔クワツパツ‐〕【活発発地/活××溌地】

[形動][文][ナリ]精神気力が充実し勢いのよいさま。活気があふれているさま。
人物は―に躍動するばかりだ」〈漱石三四郎

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

四字熟語を知る辞典 「活発発地」の解説

活発発地

魚がはねるようにきわめて勢いのよいさま。気力がみちて活動してやまない様子

[活用] ―なり・―に。

[使用例] 経書を按ずるにその所説悉皆受け身の徳のみを論ずるにあらず、あるいは活潑潑地の妙処もあるごとくなれども[福沢諭吉文明論之概略|1875]

[使用例] 人物は活潑潑地に躍動するばかりだ[夏目漱石*三四郎|1908]

[解説] 「発」は本来は「潑」で、水がこぼれる意味。もと魚などが勢いよく水上にはねる様子をいいます。「地」は助辞で意味はありません。「かっぱつぱっち」ともいいます。

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