流し目(読み)ナガシメ

精選版 日本国語大辞典 「流し目」の意味・読み・例文・類語

ながし‐め【流目・流眄】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 顔をむけないで、目だけをそのほうに向けて見ること。また、その目つき。よこめ。斜視。りゅうべん。
    1. [初出の実例]「流 ナカシメ リウメン」(出典色葉字類抄(1177‐81))
    2. 「辟倪はなかしめにみるぞ」(出典:史記抄(1477)一五)
  3. 特に、男女の間で、相手の気を引くような目つき。異性関心をもっていることをそれとなく表現する目つき。色目。秋波。
    1. [初出の実例]「流し目は古いやつにてうまひやつ」(出典:俳諧・武玉川(1750‐76)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む