秋波(読み)シュウハ

デジタル大辞泉 「秋波」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐は〔シウ‐〕【秋波】

美人の涼しい目もと。また、女性のこびを含んだ目つき。流し目。色目。「秋波を送る」
秋のころの澄んだ波。
[類語]流し目色目

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精選版 日本国語大辞典 「秋波」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐はシウ‥【秋波】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 秋の頃の澄んだ波。〔白居易‐曲江早秋詩〕
  3. 美人の涼しげな美しい目もと。また、女性のこびを表わす色っぽい目つき。いろめ。ながしめ。
    1. [初出の実例]「秋波斜寄稠人裏、流眄多情在誰辺」(出典:玩鴎先生詠物雑体百首(1794)祇園祭優行)
    2. 「秋波(シウハ)の光と微笑の影に酔ひ」(出典:あめりか物語(1908)〈永井荷風〉岡の上)
  4. 寒くなりかける頃の秋の波を、額の皺など物事の衰えるきざしにたとえていう。
    1. [初出の実例]「年始て四十、脂粉春を粧も、額、秋波を生ず」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)三)

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普及版 字通 「秋波」の読み・字形・画数・意味

【秋波】しゆうは

いろめ。

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