浄土古墳群(読み)じようどこふんぐん

日本歴史地名大系 「浄土古墳群」の解説

浄土古墳群
じようどこふんぐん

[現在地名]昭島市大神町四丁目・田中町二丁目

多摩川の沖積低地を望む拝島はいじま段丘上に位置し、標高九五メートル。浄土の小字名は大神おおがみ村にあり、この地にかつて浄土寺という寺院が存在したという伝承による(風土記稿)。昭和五〇年(一九七五)に一号墳が発見され、その後の調査で合計五基の古墳が確認された。一号墳の石室は全長六メートル、奥壁のみ凝灰岩の一枚石を用い、側壁は河原石乱石積みの胴張りした半地下の横穴式石室である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android