浅草灯明寺門前(読み)あさくさとうみようじもんぜん

日本歴史地名大系 「浅草灯明寺門前」の解説

浅草灯明寺門前
あさくさとうみようじもんぜん

[現在地名]台東区北上野きたうえの二丁目

下谷山伏したややまぶし町の南東隣、灯明寺の門前に形成された門前町屋。天台宗灯明寺は初め駿河台にあったが、明暦三年(一六五七)大火後寺地を収公されて浅草新寺町北西端の地に移転してきた。境内拝領地(寺社備考)。長野善光寺の常灯明の火を分火した寺で、信者にも分け与えた(江戸名所図会)。門前町屋は東西四五間四尺、町幅は五間三尺。東は道を隔てて長徳ちようとく寺・長円ちようえん寺と坂本さかもと村の田地、南は大道を隔てて源空げんくう寺と同寺の門前、北は黒鍬組大縄地に接している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android